こんにちは。牧野太郎です。
本日は久留米で診療でした。
二重埋没法、脂肪吸引がありました。
しっかりとした結果を出せたと思います。今後も慎重に経過を診ていきたいと思います。

最近はデング熱やエボラ出血熱など感染症が話題になっていますが、
私も福岡大学病院勤務時代に多剤耐性菌が院内でアウトブレイクした時に、最前線で隔離治療に関わった経験があります。その際に感染対策(周術期や標準予防策など)をしっかりと勉強したので、自信があります。

ちなみにエボラ出血熱などは接触感染で、キスや性行為、感染者の血液が傷口などから入らない限り感染が成立しないものです。
通常、風邪などの感染様式は飛沫感染で、接触感染に比べると遥かに感染が広がりやすいです。一方、接触感染は日常生活で気をつければ、まず広がることは無いです。

一般手術や美容外科手術は清潔手術ですので、感染リスクはかなり低いですが、シリコンプロテーゼなどの異物は感染に弱いですので、手術手技に気をつけながら、予防的抗菌薬投与も行います。また、粉瘤や霰粒腫の感染などは菌がたくさん存在していますから、治療的抗菌薬投与を行います。

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私はバングラデシュで手術をした経験もありますが、現在の日本の医療体制は過剰に清潔にこだわりすぎて医療費の高騰につながっている気がします。感染しやすい手術と感染しにくい手術は同様に行う必要はないと思います。

感染に対する正しい知識を持っていれば、必要以上に心配する必要はありません。
感染を起こしてしまうと、その治療期間や費用、精神的負担は甚大になってしまいますから、今後も気をつけて治療を行っていこうと思います。

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