こんにちは。牧野太郎です。
本日は福岡で診療です。
二重切開術、口唇縮小術、脂肪注入術などが有ります。
頑張ります。

先日、SNSなどの動画に関する医学倫理というニュースがありました。

Northwestern "'End to circus in plastic surgery social media videos?"
2017年9月28日
(くわしくはこちら

最近ではSNS(YoutubeやInstagramなど)で動画をアップする先生が増えていますが、医学会における公式の倫理規定が無いのが問題となっています。

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ノースウェスト医学の著者たちが書いた、ソーシャルメディア上での整形手術のビデオを共有するための倫理的行動の最初のコードは、2017年9月28日のPlastic and Reconstructive Surgery Journalに掲載され、10月6日にAmerican Society of Plastic Surgeons(ASPS )オーランドでの年次総会で紹介されました。

一部の美容外科医はライブ動画を配信することでSnapchatやInstagramでフォロワーを増やしています。採取した組織をひけらかすなどをしています。ある美容外科医はお腹のたるみ取りで採取した腹部組織を腕に抱き、新生児のように扱っている動画をSnapchatで流していました。

 Schierle と Robert Dorfmanはヒポクラテスの医療倫理に基づきガイドラインを作成しました。
ヒポクラテスの倫理とは
1)患者の自律性の尊重、
2)患者にとって善意または何が最善であるかを促す
3)害をもたらさない
4)正義
関連する原則には、開示およびインフォームドコンセントが含まれます。

患者は自分のイメージが複製、操作、再配布される危険性があるだけでなく、アイデンティティを明らかにするリスクもあります。24時間以内に消えるSnapchatのビデオがスクリーンショットされ、YouTubeやその他のウェブサイトに投稿される可能性があることに気付かないかもしれないとDorfman氏は話します。

また動画は手術の内容を簡単なものと誤解し、手術にともなうリスク(感染や出血、血栓など)を軽視し、錯覚する可能性があります。

日本でもアメリカと同様の事象が存在していると思います。こういったガイドラインは法的拘束性はありませんが、やはり公的なガイドラインを整備して、学会としての規範を示すべきだと思います。

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