こんにちは。牧野太郎です。
本日は福岡で診療です。

先日、鼻形成術の減少傾向という記事がありました。

The conversation"Why are fewer and fewer Americans fixing their noses?"
2018年4月5日
(くわしくはこちら
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アメリカでは鼻の手術がボディの手術(乳房増大術、脂肪吸引など)と同様に多いとされていますが、近年では減少傾向にあるようです。
 
昨年、180万件の手術と1600万件の非手術(ボトックスなど)が行われており、アメリカ人の20人に一人が美容治療を受けている計算になります。美容医療は80億ドルの巨大な規模となっています。

美容医療全体は増加傾向なのですが、鼻の手術は2000年と比べると43%減っています。
10年前は年間40万件あったのが、現在では22万5千件と減少しています。

原因としてはアメリカの人種分布が多様化しているためと言われています。
昔は 北ヨーロッパ系の人種が多かった時代、1800年代などはアイルランド人やユダヤ人が差別を受けない目的で鼻の手術が始められました。また梅毒が疑われることもあったためと言われています(梅毒により鼻の変形を来すことがあります)。

近年では移民(アフリカやアジア系、ヒスパニック系)が増えて、ヨーロッパ系はマイノリティに なりつつあります。民族の多様化により、ヨーロッパ系に対する憧れは薄れてくるのは自然な流れなのかもしれません。

美容手術もトレンドがありますので、美容外科医は幅広く対応できるように研鑽を積む必要がありますね。 
 
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