こんにちは。牧野太郎です。
本日は福岡で診療です。
経過診察などがあります。

本日は他院乳房シリコンバッグ抜去、ピュアグラフト脂肪注入乳房増大術(豊胸術)のパーツモニターさまをご紹介します。

患者さまは50代女性で、15年前に他院でシリコンバッグによる乳房増大術(豊胸術)を受けられました。術後にカプセル拘縮をきたし、乳房が硬くなり、バッグの辺縁が目立ってきているのを気にされていました。今回、シリコンバッグを抜去して、同時にピュアグラフトによる脂肪注入乳房増大術を行うことになりました。

他院シリコンバッグ抜去、ピュアグラフト脂肪注入乳房増大術(豊胸術)
左:術前、右:術後3ヶ月
シリコンバッグ除去 脂肪注入 ピュアグラフト豊胸術 術後3ヶ月

術前はカプセル拘縮、バッグの辺縁が明瞭となり、左右非対称、デコルテの不自然な隆起などがみられます。乳房の大きさはあまり大きくしなくて良いというご希望でしたので、程よい注入量にいたしました。術後は変形が無くなり、柔らかくなだらかな形態となりました。

摘出したシリコンバッグ
他院修正 抜去シリコンバッグ
 
シリコンバッグによるカプセル拘縮は長期的には大なり小なり生じます。
中には上手く行って柔らかいままのケースも有りますが、ほとんどの症例で拘縮が生じるという報告もあり、最終的には抜去を希望される方も多いように思います。

脂肪注入は柔らかく、レントゲンなどにも写りませんので、良い方法だと思います。
石灰化によるマンモグラフィー読影の妨げや脂肪壊死による嚢腫形成などの合併症の報告もありますが、注入方法によるところが非常に大きいと感じています。
当院では注入脂肪の質の改善にピュアグラフト、注入方法に回転式シリンジによる少量精密注入を行っています。

豊胸術(乳房増大術)をご希望の方はぜひご相談下さい。

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